CTC検査

日本人の二人にひとりが、がんに罹り、三人にひとりが、がんにより死亡すると言われており、日本人の死亡原因第一位となっています。

ふた昔前は、不治の病とされていたがんも、近年の医療技術の向上により5年生存率が飛躍的に高まり、患者様によっては完解するということもあります。

がんに対してもっとも有効な手立ては、早期に発見して治療をするということです。

レントゲン検査から始まり、CT,MRI検査、近年はPET検査などが用いられ、ガンを早期に発見できることが多くなりました。

しかし、映像として、とらえられるガンの大きさは、5㎜以上となり、すでにがんと診断されるレベルのものとなります。

この大きさになりがんと診断されると、がんに関する保険などへの加入が難しくなってきます。

現在のがん治療は、健康保険も適用となる三大標準治療といわれる外科的治療法の「切除」、化学的治療法の「抗がん剤」、放射線を用いた「放射線治療」が 主なものです。

従来の、三大標準治療法で、がんを取り除いたとしても、再発するリスクは早期に取り除きたいと考えるのは一度がんになられた方ならほとんどの方がそう思う事でしょう。

しかしながら、画像診断で発見できる大きさまで育ってしまったがんはまた切除は抗がん剤の投与を行うこととなります。

アンジュクリニック馬車道では、超早期にがんを発見するCTC検査を提供いたします。

CTCとは、循環ガン細胞(Circulating Tumor Cells:CTC)の略です。

がんは、原発巣にある、がん幹細胞と呼ばれるがんの発生元となる細胞からがん細胞が生み出され、血管内を通り他の臓器に移転し大きくなって行きます。CTC検査では、血中に存在する血中循環がん細胞の量を判断し、がんにかかるリスクやがんに罹患していることを検査します。

CTC Model

一般的に、健康な方でも一日に約5000個のがん細胞が発生していますが、健康な人であれば免疫作用によりがん細胞を駆逐するためがんとして発病することはありません。しかしながら、何らかの理由で免役力が下がったり、CTCが異常発生したりして、がん細胞の数が増えていくとある時点でがんと言う診断結果を受けることとなります。

Cnacer Cell Level

CTC検査では、PET-CTなどの画像診断では確認できない大きさのものが確認でき、がん検査や健康診断、人間ドックのなどを受けていても発見できない、超早期のがんを発見することもできます。

CTC検査結果である程度のレベルであれば、食生活の改善や禁煙・禁酒などで免疫力を維持・向上していくことで、CTCを叩きがんの罹患リスクを下げることも可能です。

基本的なCTC検査なら10㏄程度の採血だけでできます。

また、CTC検査のオプションとして、超早期がんの部位を特定する検査や抗がん剤の適用を診断する検査などもあり、健康な方、がんに罹患してしまった方、再発を懸念される方にも有効な検査です。

その結果に基づき、医師により診断を受け、 最良な治療方法を見つけることができるでしょう

上記の表で示すように、CTC検査で発見できるものは、画像診断で発見できる大きさより遥かに初期の段階でがんの発現を発見することが出来ます。

このレベルのものであれば、自己免疫によりあるいは免疫系の治療によりがんと診断される前にがん細胞の基であるCTCを減らすことができる可能性があります。

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アンジュ クリニック 馬車道

医療法人社団オルソマキシマム オルソクリニック 銀座

検査の概要

1循環腫瘍細胞検査

1.CTC-Basic

2.CTC-EGFR  特定腫瘍細胞検査(例 肺がん、大腸直腸がん検査)

3.CTC-PSMA 前立腺がん循環腫瘍細胞検査

4.CTC-PD-L1 免疫治療薬物使用に係る評価

5.CTC-Her-2 乳がんに対する薬物使用にかかる評価

2循環腫瘍遺伝子検査

1.cfDNA 一般腫瘍遺伝子検査、ガン前の病変

3幹細胞検査

1.HSC&PBMSC-血液幹細胞及び外周血幹細胞検査 血液由来の幹細胞と末血内幹細胞

2.ADSC-脂肪組織幹細胞検査 脂肪組織の幹細胞

4NK細胞検査

1.NK細胞検査 血液のナチュラルキラー細胞

5がん遺伝子DNA検査

1.ガン突然変異検査 突然変異を起こした遺伝子

2.がんに対する薬物の選択 突然変異がんに対し最も効力のある薬物

3.がんの全遺伝子の検査 がんを生成する全エクソン遺伝子検査 より多くより効果の高い抗がん剤の検索