前回の記事で、中鎖脂肪酸(MCTオイル)は、摂取してからすぐにエネルギーになりやすく、体脂肪として蓄積されにくい油であることをお伝えしました。
ということは、ダイエットにも良いということですよね!
今日は、ダイエットとMCTオイルの関係についてお伝えしていきます。
- MCTオイルの特徴
中鎖脂肪酸は、すぐに体内で吸収されてエネルギーとして代謝されるため、中性脂肪として体内に蓄積されにくいという特徴を持っています。
ココナッツオイルが一時期、ダイエットに良いとブームになりましたよね。これはココナッツオイルに中鎖脂肪酸が多く含まれていることによります。
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸を約60%含みますが、MCTオイルは中鎖脂肪酸100%になります!
ココナッツオイルよりも中鎖脂肪酸の効果を受けやすいということですね。
- MCTオイルとカロリー
ダイエットで、カロリーを気にしている方も多いのではないかと思います。
そうなると、MCTオイルは油なのに他の油に比べるとカロリーは低いの?と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
残念ながら(?)基本的にはどの油もカロリーは同じです。
一般的によく使われている植物油(オリーブオイル・ごま油・大豆油・コーン油など)は、100gあたり921kcal。
ココナッツオイルも同じで、100gあたり921kcal。
気になるMCT オイルは100gあたり900kcalとなり、他の油ともあまり変わらないですね。
- MCTオイルの上手な摂り方
MCTオイルも油で、他の油と同じようにカロリーはとても高いものになります。 いくら体脂肪として蓄積されづらい・ダイエットに良いといっても今まで使っている脂質の量はそのままでMCTオイルを追加したり、MCTオイルをたくさん摂取しているとカロリーオーバーになりダイエットの逆効果になってしまいますので、摂り方や量には気をつけなければなりません。
ですので、いつもとっている油の量を減らしたり、揚げ物や脂質の多い食べ物(特に動物性のお肉の脂)を控えてその分をMCTオイルで置き換えて摂取するという摂り方がダイエットに良いですよ。
栄養バランスで、偏らず食べましょうという言葉と同じように、良いからといってそればかり摂取することは避けて、上手に取り入れていきましょう。
あなたのかかりつけ栄養士
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NPO法人 にこにこmama’s
http://www.nikoniko-mamas.com/
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