MCTオイルのさまざまな特徴

MCT オイルは中鎖脂肪酸100%で、すぐにエネルギーになり体に体脂肪として溜め込まれづらいのでダイエットにもオススメということをお伝えしました。

それ以外に、MCTオイルは他の油とどのような点に違いがあるのでしょう?

今日はMCTオイルとその他の油を比べてみたのでお伝えしていきますね。

  • 消化・吸収の違い

これは、前の記事でも書きましたが、MCTオイルは体内ですぐにエネルギーとして代謝されます。 他の油の消化・吸収とどのように違うのでしょうか? わかりやすく表してみるとこのようになります。

長鎖脂肪酸は、肝臓で吸収されるまでにたくさんの過程があることがわかります。中鎖脂肪酸は消化吸収が早いというのは、ミセル()を形成せず吸収されてすぐに肝臓に運ばれます。そしてすぐにエネルギーとして使われやすいのです。

消化吸収のスピードは、長鎖脂肪酸と比べると4〜5倍も早いようです。かなり違いますよね。

また、その分消化の負担が少ないのです。

  • 油の種類と調理での使い方

油には、加熱調理に向くものと向かないものがあります。MCTオイルはどうなのでしょうか?

加熱に向く・向かないものは、「発煙点」でも見ることができます。

発煙点とは、その字のごとく、油脂を加熱していくときに煙が発生する温度のことです。

発煙点
MCTオイル 150℃弱
亜麻仁オイル 107℃
エクストラバージンオリーブオイル 160℃
ココナッツオイル 177℃
ラード 182℃
キャノーラ油 204℃
ごま油 210℃
グレープシードオイル 216℃
バージンオリーブオイル 216℃
コーン油 232℃

発煙点が低いものは、加熱調理には向かず、高いものは揚げ物など温度が高くなり調理にも使える油脂になります。

また、精製されているほど発煙点は高くなっていることも多いです。

また、酸化した油脂は発煙点も低くなるため、古くなったり酸化した油には注意が必要ですね。

  • MCTオイルは加熱しないで使おう

上記の表からもわかるように、MCTオイルは発煙点が150℃以下と低いため、加熱調理には向きません。もちろん、それよりも低い亜麻仁油も加熱調理には向きません。

お味噌汁や飲み物に混ぜたり、サラダにかける・和えもの などで使うと良いですよ。 

あなたのかかりつけ栄養士

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